年賀状と一緒に送られてきた印刷物をあちこち拝見していました。
ユニセフニュースという冊子がありまして、そこに1年間に命を落とす5歳未満児の数が近代になって初めて(つまり統計が取られるようになって初めてということかしら?)1,000万台を割ったというニュースが出ていました。
5歳未満の子供の死者は1970年には1,730万人でしたが、2006年に970万人でした。つまり半分になったわけではありませんが、かなりの減少率です。
ユニセフニュースによれば、この児の死亡者数の減少は基礎保健サービスの拡充ーー完全母乳育児の促進、予防接種の推進、ビタミンAの投与、マラリア予防の蚊帳の配布、栄養不良の改善、エイズ治療ーーによると分析しています。
それにしても970万人の子供が1年間で亡くなっているんですね。戦争や貧困、どちらも背中合わせーーー。
乳児死亡率とは1歳未満の子供が出生数1000に対して1年になくなる数で、日本は大体3くらい、アフリカやアフガニスタンなどの戦争地帯では80-150ですって。30倍以上!!5歳未満の統計は見つけられませんでした。 私の拝見した統計はこちら
日本でも私の父親は兄弟5人で生まれ3人しか育ちませんでしたし、その上の世代になると生まれた子供の半分以下しか育たないのが多分普通だった。ちょっとした風邪が元で1週間で亡くなった私の従兄弟がいます。たしか6歳でした。生まれた子供のほとんどが大人になれるというのは、歴史の上でも、そして地域としても、とても恵まれた状況なんですね。
ユニセフは「防げる病気で命を失う子供」が減らせるようにしたいと、書いています。
すこし明るいニュースだなと思って書き始めたのですがーーー。