陥入爪や巻き爪は、足の親指の爪の左右が食い込んで、腫れたり痛みを起こしたり化膿したりいます。
立っているとき歩いているとき、爪は地面からの力を支えています。地面から受けている力を受け止めているのが爪なので、爪はなるべく大きくて食い込みがないほうが良いの。 その爪が両側で食い込むと、陥入爪と言います。丸く巻いている爪は、巻き爪です。どちらも赤く腫れたり、歩くときに痛んだり、時に膿んだり、不自由です。
治療は、下記の3通りになります。1,2は医療保険の適応です。
1、薬を使う 抗生物質や消炎鎮痛剤など。そのときの痛みと感染の症状がある程度抑えられれば良いという治療ですね。
2、手術
a)爪の両側が食い込まないように、爪の製造工場の爪母を含めて、爪の根元から先まで両側を一塊にして摘出する手術。鬼塚法と言われる手術です。
b)爪の両側の根元の部分だけを、フェノールという薬(蛋白を凝固させる)や、炭酸ガスレーザーで焼灼する手術。このほうが早く普通に歩けます。
3)ワイヤーなどで両側の爪を持ち上げる ワイヤー治療は、ワイヤーで認可されているものがありませんので自費診療になります