コメドにくっついた常在菌の炎症で、赤いニキビはできます。 炎症性ざ瘡といいます。
抗生物質のミノサイクリン(商品名はミノなんとかと言うことが多い)やロキシスロマイシン(ルリッドなど)などが投薬されることが良くあります。
抗生物質投与の目的は
1、炎症を起こす原因となっている常在菌を抑える
2、炎症そのものを抑制する
3、脂質代謝を抑える の3点でしょう。
デメリットは、
1、過敏症(皮膚の発疹、薬剤性肝障害、間質性肺炎)
2、妊娠したばあいの影響
3、薬に効かないタイプの常在菌が発生する(薬剤耐性菌)。
4、光過敏性がでることがある
5、カンジダ膣炎
6、年齢が低いと、歯の横染
7、立ちくらみ、気分不快などです。
その人に合わない治療であれば、変更してゆくことになります。保険適応がありますのでコストが低くてすむこと、赤みのひきが早い、場合によってシャープに効くなどのメリットがあります。お財布に優しい治療ですね。
赤いニキビに、光やレーザー治療をすることがあります。身体に優しいけれど、保険適応がないので、お財布には優しくないですね。その話は次回にしましょう。