災害地支援の医療は、撤退してゆく時期になり、地域の残っている医療機関に患者さんを引き継いでゆくのが仕事です。
昨日は午前は湊小学校の二階救護室で外来診療、午後は公民館で巡回診療に従事してました。 救護室での診療の内容は、いわば一般外来です。検査がほとんど出来ず、医療機材が無いので最低限の処置しか出来ないと言う事を除けば、普段とあまり変わらない。。
本日は雨が降り寒い日だったせいもあるのか、かなり暇で武蔵野医師会への報告のレポートが出来てしまったくらい。
非常時の状況は、日々変わるし、トライandエラーの繰り返しになるのだけれど、JMATのような活動では、個人はどんlどん薄められ大きな組織の駒として動く事が求められていると思う。それは当然の事で、その駒を効率的に動かす為には、その地域と被災状況に応じた判断と指導力が求められていると思う。
最初にオリエンテーションをしてくれた医師は長岡日赤から来られていた。日赤は、阪神淡路大震災と新潟の地震でかなり経験を積んでおられ、大筋良く機能しておられたと思うし、その努力とエネルギーに敬服しました。かかる費用対効果では、この慢性の時期になると無駄な部分があるようにも見受けられますが、医療とは元々無駄に見える部分がなければ、成り立たないものだろうと思います。
画像は日和山から見た所で、がれきが少しずつ撤去されつつある石巻です。家も財産も仕事も家族も失ってしまった人たちが、どう生活しておられるのか、、、